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就職決定率は前年比8・6ポイント減の81・7%  筑紫女学園大学    内定者が一部に集中


 筑紫女学園大学(太宰府市石坂2丁目、小野望学長)の09年度就職決定率は大学が前年比8・6ポイント減の81・7%、短期大学部が同3・3ポイント減の88・7%だった。
 同大学の09年度卒業生590人のうち就職希望者は458人で374人の就職が決定した。大学院進学は13人。求人件数は前年比21・4%減の974件だった。また、短期大学部卒業生は235人で就職希望者195人のうち173人の就職が決定した。進学は13人。求人件数は前年比16・5%減の884件だった。
 学科別の就職決定率は、日本語・日本文学科72・5%、英語学科80・3%、英語メディア学科88・9%、アジア文化学科84・1%、人間福祉学科85・6%、発達臨床心理学科79・3%、短期大学部は現代教養学科75%、幼児教育科99・1%だった。
 同大学では「4年次の秋以降も就職活動を続ける学生が半数以上に上るなど活動が長期化する一方で、複数の内定を得る学生もいるなど二極化の現象が続いている。いかにキャリア形成への意識付けを行い、就職活動に意欲を持たせるかが課題。面談を実施して個別の対応を強化するなど、きめ細かな支援に力を注いでいきたい」と話している。
 主な就職先は福岡銀行、西日本シティ銀行、九州旅客鉄道、ニューオータニ九州、佐賀銀行、伊勢丹、鹿島建設、不二精機、保育園など。