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小室幼稚園跡地売却優先交渉権者が決定  大川市


大川市福祉会と契約協議

大川市(倉重良一市長)は11月26日、同市中八院西古賀にある小室幼稚園跡地売却に関するプロポーザル(事業提案)公募で社会福祉法人「大川市福祉会(木の香園)」(大川市下林、今村政美理事長)が優先交渉権者になったことを明らかにした。
2017年3月に閉園した同幼稚園跡地を売却し、税外収入の確保および地域活性化、地域福祉向上を図ろうと18年11月に第1次公募を実施したものの応募が無く、19年2月に再募集を実施。今回申込受付があったもの。場所は国道385号(三橋大川バイパス)沿い、市立小室小学校の北隣。敷地面積は3139㎡、建物は管理教室棟(2階建て、延べ床面積は627㎡)、遊戯室(平屋建て、建築面積168㎡)で構成している。
大川市福祉会は1993年1月に設立。現在、知的障がい者通所授産施設「木の香園」ほか、地域生活支援センター「木の香ランド」、指定児童デイサービスなどを運営している。同市では今後、大川市福祉会と売買契約に向けた協議を行う方針。なお、最低売却価格は3千万円で現状のまま土地、建物、遊具などを一括売却する。ただし、現状の建物を解体し、新たな建築物を建設することもできるという。

2019年12月17日発行