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小型で低コストのオゾン水処理装置を開発 安川電機 10月21日から販売開始


 株式会社安川電機(北九州市八幡西区黒崎城石、利島康司社長)はこのほど、従来のものより小型で低コストのオゾン水処理装置を開発、十月二十一日から販売する。
 同装置は高濃度オゾン発生装置、高効率オゾン溶解装置、オゾン水が溶けて薄まらない押出し流れを形成する構造で約二mに抑えた反応塔、排オゾンガスの分解処理には小型でメンテナンスのかからない加熱式排オゾン分解装置を採用することにより高機能と小型化を実現した。従来のオゾン水処理装置は導入時や維持管理コストが高く、設置には広いスペースが必要だったという。これにより工期の短縮、導入費の低減が実現でき、下水処理水の再利用や臭気の改善、工場排水の脱臭、殺菌などに利用できると話している。価格は一日あたりの処理水量により、最小の二百タイプで三千万円から、最大の三千タイプで一億千万円から。年間十セットの販売を目指す。同社は一九一九年十二月設立。資本金は百五十五億四千万円。従業員は二千九百二十五人(〇四年三月現在)。〇四年三月期の連結売上高は二千六百三十億四千五百万円。
 利島社長は福岡県出身、四一年六月十一日生まれの六十三歳。慶應義塾大学法学部卒。

2004.8.3 発行 週刊経済より