小倉北区の店舗をリニューアル　日創

Tag:

週刊経済2025年7月2日発行号

サウナヒーターやチェアを入れ替え

サウナ・ホテル業の㈱日創（福岡市博多区中洲３丁目、安東伸章社長）は７月１日、サウナ・カプセルホテル「グリーンランド小倉店」（北九州市小倉北区京町２丁目）をリニューアルオープンした。

設備の老朽化に伴うもの。同社は昨年７月に中洲店をリニューアル。利用プラン見直しの効果もあり、サウナ利用者はコロナ禍前の４・６倍、全体の利用者は１・８倍に増加。この事例を踏まえ、小倉店の改装に踏み切った。サウナの中板やサウナヒーターを入れ替え、従来の乾燥サウナではなくセルフロウリュ式にした。また、ロッカーを新調し、配置を調整することで、サウナ後に利用する「整い部屋」を拡張。これまでは廊下に椅子を置いているだけだったが、７㎡以上の空間にリクライニングチェアを４脚設置した。加えて、休憩スペースのリクライニングチェアも一新し、大画面テレビを導入した。昨年１２月に料金改定を実施し、９０分サウナ（平日）１４００円、通常サウナ２９００円などとなった。改装に伴う価格の変更は予定していない。

安東社長は「まずは常連さんに楽しんでもらえる場所を作り、若者にも浸透していけば嬉しい。ビジネスマンによるグランキャビン（半個室）の利用も増えており、サウナを通して宿泊にも興味を持ってもらえれば」と話している。

同社は２００７年設立。資本金は１千万円、決算期は７月。従業員数６７人。