NEWS

  • 地域

専門教育科目の再構築に着手  九州産業大学    来春、初の女子寮完成


 九州産業大学(福岡市東区松香台、佐護譽学長)は、この度、専門教育科目の再構築に着手した。来年春には、情報科学部に情報科学科、大学院に経済・ビジネス研究科を新たに設置する。また、同校としては初の女子寮も完成する。インタビューの内容は次の通り。
 ―09年の教育方針は。
 佐護 昨年4月から全学共通の基礎教育科目を導入しました。今年はその上の専門教育科目の再構築に取り組んでいます。現在、各学部でガイドラインに基づき新カリキュラムを検討しています。一部の学部では4月から、その他も次年度にはスタートできるでしょう。これにより基礎教育と専門教育のバランスが取れた教育を実施できることを期待しています。
 ―情報科学部の社会情報システム学科と知能情報学科を統合・再編し、4月から新たに情報科学科を設置されますが。
 佐護 これまでカリキュラムが細分化され、弾力性を欠くケースがありました。現代の環境に適応するためにも複合・弾力的な教育体制を整えました。同様に、大学院でも、経済学・経営学・商学研究科を統合・再編し、経済・ビジネス研究科を発足します。また、工学部に新学科開設を構想しており、検討を進めています。
 ―ハード整備の進捗状況はいかがですか。
 佐護 この春、女子寮が完成し、4月から入寮開始します。食堂を挟み男子寮と隣接しており、個室80室を揃えています。県外からの入学者のニーズに対応したもので本学では初の女子寮です。セキュリティ面にも十分に配慮していますので、これを機に、女子学生がもっと増えてくれるといいですね。
 ―2010年の開学50周年に向けた準備は進んでいますか。
 佐護 記念誌の作成などに既に着手しています。キャンパス環境の整備を進めていきます。来年の秋に記念式典を開催する予定ですが、内容については時間をかけて検討したいです。