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宮崎市に同業3社と製造子会社を設立  ヤマウ    社名は宮崎プレコン株式会社


 コンクリート製品製造、販売の株式会社ヤマウ(福岡市早良区東入部5丁目、権藤勇夫社長)は10月1日、宮崎市の同業3社と共同で新会社を設立した。
 公共工事が急激に縮減する中、生産拠点の集約化を図り、効率的な生産でコスト削減を図る。社名は「宮崎プレコン株式会社」(本社・宮崎市)。資本金は6百万円で、出資比率はヤマウが66・7%、中央コンクリート工業株式会社が16・7%、有限会社南屋コンクリート工業と大栄高圧株式会社がそれぞれ8・3%。社長は中央コンクリート工業の桝本正光社長が兼任する。新会社ではヤマウの宮崎工場を活用し、同一規格のコンクリート製品などを共同生産する。権藤ヤマウ社長は「過当競争が続く業界では適正価格と品質の保持に向け共販事業を推進しているが、なかなか足並みが揃わないのが現状。新会社の展開が成功事例となり、業界内で共販の動きが高まっていけば」と話している。
 ヤマウは1953年10月創業、58年2月設立、資本金は8億円、10年3月期の連結売上高は148億59百万円。権藤社長は久留米市出身、1941年7月30日生まれの69歳。市立久留米商業高校卒、趣味は絵画、ゴルフ。