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宇宙から地球への輸送サービス開発会社に出資 FVP


週刊経済2025年10月1日発行号

再突入衛星「あおば」開発資金に

㈱ふくおかFG傘下の㈱FFGベンチャービジネスパートナーズ(FVP、福岡市中央区天神2丁目、吉田泰彦社長)は運営するファンドを通じて、宇宙から地球への輸送サービスを開発する㈱ElevationSpace(エレベーションスペース、仙台市青葉区、小林稜平社長)に出資した。

FVPのほか計8社による第三者割当増資。同社は日本初の民間主導による再突入衛星「あおば」の打ち上げを2026年後半以降に計画しており、調達した資金は「あおば」のフライトモデル製造や、宇宙からの高頻度物資回収サービス「ELS-RS」の本格開発と事業化に充てられる。FVPでは「九州には人工衛星を製造可能な地域企業が集積しており、将来的な製造拠点や地域企業との連携においても高い親和性が期待される」と話している。