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学生、教職員を対象にPCR検査受検を推進 中村産業学園


週刊経済2021年6月8日発行

全額または上限1万円を補助

九州産業大学および同大学造形短期大学部を運営する学校法人中村産業学園(福岡市東区松香台2丁目、津上賢治理事長)は5月25日、九州産業大学(同、北島己佐吉学長)と同大学造形短期大学部(同、小田部黃太学長)の学生(大学院生、研究生を含む)、教職員を対象としたPCR検査の受検を推進することを明らかにした。
新型コロナウイルス感染症の早期発見と感染拡大防止を図る目的で実施するもの。PCR検査の費用は大学が補助し、学生および教職員の同検査受検を促す。同学園では同日付で学内に「PCR検査相談窓口」を設置。主に①陽性者または濃厚接触者と接触したが、保健所から濃厚接触者と判定されていない人②濃厚接触者と判定されているがPCR検査日程が決まっていない人③福岡県外の緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が実施されている地域に滞在した人などを対象に、同検査費用を全額補助または一部(上限1万円)を補助する。
新型コロナ感染症拡大に伴い、濃厚接触者のPCR検査日程連絡まで時間を要する事例が増えているほか、学外実習・公式試合における受入先・主催者側から事前検査を求められるケースや周囲の感染リスクに不安を感じる声、PCR検査の個人負担に受検をためらう人も多いことから、「今回の措置は大学が費用を補助し、PCR検査を拡大することで学生や教職員の不安、不都合を解消。安心して学業や課外活動に打ち込める環境を提供していく」(九州産業大学広報課)としている。