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子ども食堂への食材提供支援事業で連携 福岡市社会福祉協議会と青果市場


週刊経済2021年4月27日発行

野菜を無償提供

福岡市社会福祉協議会(以下福岡市社協、会長・谷川浩道西日本シティ銀行頭取)とベジフルスタジアム活性化委員会(=青果市場、城戸利一委員長)は4月16日、「子ども食堂への食材提供支援事業」に関する覚書を結んだ。
食材調達に課題を抱える子ども食堂を支援するもので、売れ残った野菜や規格外の野菜などを、毎週金曜日に同市東区内の子ども食堂に無償提供する。福岡市社協は2019年12月にJA福岡市と同様の覚書を締結しており、今回の協働事業により支援を拡充する。橋本淳福岡市社協常務理事は「5~6年前から子ども食堂が広まり今では社会的に重要な事業になっている。子供たちの笑顔のためにも、安定的な運営に向け連携していければ」、城戸利一ベジフルスタジアム活性化委員会委員長は「この連携に向け準備を進めてきた。手探りでのスタートだが何よりも継続していくことを重視し、取り組みを拡大していきたい」と話している。
ベジフルスタジアム活性化委員会は青果市場における卸売業者や仲卸業者、関連事業者、小売業者および開設者で組織している。