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子ども用スポーツシューズ好調で増収  ムーンスター    値上げの採算改善で増益


 履物メーカーの株式会社ムーンスター(久留米市白山町、猪山渡社長)の2012年6月期決算は、売上高が前期比1・5%増の327億8000万円、経常利益が同1・7倍の6億9800万円で増収増益だった。前年度に5期ぶりの黒字化を果たし、今期で2期連続の増益となった。
 大型店を中心に低価格商品のシェアが拡大するなど低価格志向やスポーツブランド市場の低迷があったが、自社ブランドの牽引が寄与し、増収となった。一方、利益面では高利益率の自社ブランドの拡販、一部販売価格の値上げによる採算改善を行い、増益となった。
 同社は「今期は在庫の適正化を最重点課題とし、利益体質への転換を図る。来年秋に創業140周年を迎えるにあたり、10年、20年先を見据えたムーンスターブランドの価値向上を目指していきたい」と話している。