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太宰府市にヴィレッジ式のサ高住  誠心 4棟8世帯


 有料老人ホーム経営の株式会社誠心(太宰府市観世音寺1丁目、吉松泰子社長)が同町内に建設していたサービス付き高齢者向け住宅が完成し12月20日から入居募集を開始した。
 場所は県道76号筑紫野太宰府線、太宰府政庁前交差点東側。敷地面積約1000平方m。敷地内にAからDの4棟の戸建てを置いたヴィレッジ式で「全国的にも珍しい形態の施設」(吉松社長)という。施設名は「アクラスヴィレッジ」。A棟は2部屋並んだ平屋建て2世帯対応、専有面積約30平方m、家賃・管理料・サービス料含み月額16万2400円。B棟は一戸建て1世帯、専有面積約50平方m、28万2400円。C棟は2部屋並んだ2階建て4世帯対応、専有面積約30平方m、D棟は一戸建て1世帯、専有面積は約40平方m、26万2400円で、全8世帯になる。また、敷地内には居住空間ほか、「アクラス倶楽部ハウス」を設け、地域住民が集う講座やイベントを日替わりで実施。さらに、クリーニング店や今後はテナントを入れていくという。吉松社長は「一つの街を作り、地域住民との関わりを目指し、開かれた空間づくりに取り組む」と話している。
 同社は2005年9月設立、資本金1000万円、従業員数約80人。同施設を含め太宰府に3カ所を運営。昨年9月、高齢者住宅経営者連絡協議会(東京都千代田区)主催の日本一の高齢者住宅を決めるイベント「リビング・オブ・ザ・イヤー2014」に同社の住宅型有料老人ホーム「アクラスタウン」(太宰府市)が最優秀を受賞した。
 吉松社長は福岡市早良区出身、1953年12月18日生まれの62歳、福岡県立看護専門学校卒、趣味は仕事。