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天神の24階建てオフィスビルが完成 住友生命と福岡地所


週刊経済2025年7月30日発行号

9月上旬開業

住友生命保険相互会社(大阪市、高田幸徳社長)と、福岡地所㈱(福岡市博多区、榎本一郎社長)が共同開発を進めてきた中央区天神2丁目のオフィスビル「天神住友生命FJビジネスセンターが6月30日に完成した。開業は9月上旬を予定している。7月中旬現在の入居内定率は約8割。

場所は明治通り沿い、天神NKビル西隣で敷地面積は2820㎡、建築面積 は1885㎡で地下2階、地上24階建て、延べ床面積は4万2025㎡。高さは天神ビッグバンエリアで最高層の約113m。オフィスは4~24階で、地下2階はコンビニと地下鉄天神駅コンコース、地下1階は自転車176台、原付14台、自動二輪17台収容の駐輪場、1階はカフェ、物販店と機械式地下駐車場入口で駐車場は84台収容、2階はオフィスのエントランス・テナント専用の共用スペース、3、4階と24階はテナント専用の共用スペースで24階にはテラス・サウナも設置している。

オフィステナントの面積は最小109㎡から最大1264㎡まで対応可能で、建物は福岡市建築基準法施行条例耐震基準の1・25倍(建築基準法の耐震基準の約1・56倍)の強度を確保、また通常時、停電時それぞれの電源供給バックアップ体制などBCP対策、非接触でのエレベーター呼び出し機能などの感染症対策を施しており、製造時のCO2排出量を通常のコンクリートの6割程度に抑えたECMコンクリートの採用、使用する電力をすべて100%実質再エネとするなど環境面への対応にも力を入れている。