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天神の九州オフィスをビル内で移転 日建設計


週刊経済2026年3月18日発行号

省エネ設備を導入し効果検証へ

建築・土木設計監理の㈱日建設計(東京都千代田区、大松敦社長)は2月9日、福岡市天神1丁目の九州オフィスを入居する紙与渡辺ビル2階から5階に移転した。

ビルオーナーの紙与ホールディングス㈱(同所)と連携して環境に配慮したZEB指向型改修を実施することで、エネルギー消費量40%削減を目指すもの。事務所面積は602㎡。専有部での窓ガラス断熱強化に加え、季節に合わせて外気を取り入れる「自然換気モード」や共用部の人感センサーを導入した。また、執務空間の照度を抑え、ベース照明とスポットライトを組み合わせることで、光を細やかに制御し仕事に集中できる環境を整えたほか、IOTデバイスによる空調制御が可能な仕様にした。そして今後1年間にわたり、運用データを取得し省エネルギーの効果を検証するだけでなく、そこで得た知見を他フロアや国内のテナントビルに展開していく方針。

同社は「都市・建築の設計やマネジメントの仕組みづくりを通じて関係者が連携し、現代のさまざまな社会課題に応えていく『社会環境デザイン』に取り組んでいる。今回のオフィス移転も、その一環として、社内外の交流を促進するワークプレイスの実現を目的としている。今後も多様なビルオーナーと連携し、既存ビルのZEB指向型改修を推進することで建築業界全体の脱炭素化に貢献していく」と話している。