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天神にスマートフォン向けアプリの開発拠点  サイバーエージェント    10月1日、10人体制で始動


インターネット広告代理業の株式会社サイバーエージェント(東京都渋谷区、藤田晋社長)は10月1日付で、福岡市中央区天神1丁目に、スマートフォン向けアプリケーションの開発拠点を設置した。
 スマートフォンの普及拡大を受けて、同市場向けのサービスを強化する狙いで、同社が提供する「アメーバブログ」と連動したコンテンツなどを拡充する。同日付で大阪市梅田にも同規模の開発拠点を開設しており、地方に開発拠点を設置するのは初めて。西日本に拠点を設けた目的は、システムエンジニアをはじめとする専門人材の確保と、震災を受けてのリスク分散が狙い。福岡市にはゲーム産業が集積していることから、ゲーム開発経験を持つ人材の取り込みを図る方針。
 拠点の名称は「アメーバスマートフォン開発局」で、場所は西日本事業部の事業所の一部を間借りする。地元からすでに10人の技術者を採用しており、東京での研修を経て、本格的な開発は来年からスタートする。スマートフォン向けゲームの開発に、特に力を注ぐという。
 同社広報は「スマートフォン向けの市場に割って入るためには、魅力的なゲームやコミュニティーのサービスなどの仕掛けが必要。福岡市の拠点からは、コンシューマー向けゲームの開発者などを積極的に採用していきたい」と話している。