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大野城市乙金2丁目に保育園など複合施設 富世グループ


投資額は6億円

人材派遣、保育事業の富世グループ(福岡市博多区博多駅東1丁目、粟田光彦社長)は2020年1月、大野城市乙金2丁目に企業主導型保育園や医療機関などの複合施設を開業する。投資額は6億円。
場所は通称・福岡日田線沿いでイオン大野城ショッピングセンター北側。園児180人規模の保育園をオープンする予定。敷地面積は845㎡、保育園の建築面積は661㎡、2階建てで延べ床面積は1068㎡。今年10月に着工する。大野城市や太宰府市、春日市、福岡市に保育園バス2台を周回させる。保育対象者は3歳から5歳児まで。それに先駆けて6月、同所にテナントビルをオープンし、医療機関などを入居させる予定で、建築面積は261㎡、2階建てで延べ床面積は484㎡。同社では「派遣登録者の子供を優先的に入園させるほか、福岡県北部の保育園不足解消に貢献したい」と話している。

博多駅前の歩道橋が「とみよ博多駅歩行者連絡橋」に

また同社は2月5日、福岡市博多区博多駅中央街の歩道橋において福岡市とパートナー契約を結んだ。
博多駅バスセンターから三井ビル前に伸びる歩道橋の定期点検、清掃活動を実施するもの。これにより名称を「とみよ博多駅歩行者連絡橋」とした。同社では「企業主導型保育園の開園サポートなど、地域貢献事業の実績が評価された。今後も社会から必要とされるよう活動していく」と話している。
同グループは1997年5月設立、資本金は9710万円、2019年5月期売上見込みは42億円。人材派遣業、建設業、企業主導型保育園運営サポート事業などを手がける。出先は東京支社、北九州支社、西九州支社。関連会社は㈱ティー・オー・エス、㈱プラス、㈲ティアップ21、㈳保育支援協会。従業員は810人(非正規含む)。

2019年3月19日発行