NEWS

  • 地域

大野城市に8階建て分譲マンション  アライアンス    西部ガスと共同で特定目的会社を設立


 分譲マンション販売、不動産仲介およびコンサルティングの株式会社アライアンス(福岡市中央区白金1丁目、中垣昌康社長)は、現在、大野城市中央2丁目に8階建て分譲マンションを建設している。完成は来年5月下旬。
 場所はJR鹿児島本線沿い、ダイエー下大利店北西側。名称は「エイリックスタイル・ジーネクスト大野城中央」。分譲マンション建設は今回で5棟目となる。敷地面積は1,463.85?、建築面積は759.64?、延べ床面積が3,757.41?の鉄筋コンクリート造り8階建て。総戸数は36戸。専有面積は62.24?から93.15?まで。間取りは2LDKが7戸、3LDKが10戸、4LDKが19戸。バルコニー面積は13.30?から83.70?まで。販売価格は2,090万円から3,850万円。最多販売価格帯は2,100万円台が5戸、2,600万円台が5戸となっている。
 同社では今回の分譲マンション建設に伴い、今年4月に西部ガス株式会社(福岡市博多区千代1丁目、小川弘毅社長)との共同出資で特定目的会社「エイリックスタイル大野城特定目的会社」(東京都港区)を設立。完成後は株式会社アライアンスが展開する「エイリックスタイル」ブランドに西部ガス株式会社が提案する高効率給湯器や床暖房、ミストサウナなど生活機能を標準装備した2社共同プロデュースの分譲マンションとして販売する。資本金は2億円。特定目的会社の有効期間は対象物件が完売するまでの期間となる。また、特定目的会社が発行する特定社債については、株式会社福岡銀行(福岡市中央区天神2丁目、谷正明頭取)が引き受ける。
 特定目的会社は、資産証券化を目的に「特定目的会社による特定資産の流動化に関する法律」(1998年施行)で認められた新形態の法人。不動産などの資産を所有し、それらを裏付ける証券を発行することで資産から得られる収益を投資家に配当や利払いなどの手法で還元する。最低資本金が小額で取締役や監査役が最低1人で済み、登録免許税の軽減や不動産所得税、法人税などの軽減措置にメリットがあるという。
 同社では「エイリックスタイルシリーズを展開する場合、特定目的会社を活用した販売戦略を今後も強化していきたい」と話している。
 同社は2001年2月設立。資本金は3,000万円、従業員数は25人。07年3月期の売上高は28億円の見込み。