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大名1丁目に定借商業ビル建設 福住 10月上旬完成予定


 福岡市中央区天神二丁目の不動産業・株式会社福住(井上義隆社長)は同区大名一丁目に四棟目の商業ビルを建設する。着工は四月上旬、完成は十月上旬を予定している。
 場所は国体道路北側のライオンズマンション裏。現在駐車場の敷地約千七十平方メートルに、二階建て、テナントの専有面積約千百八十八平方メートルのビルを建設するもの。総工費は約三億二千万円。入居テナントは十三店舗を予定しており、うち十一区画分のスペースにはファッション、インテリア雑貨、カフェなど首都圏からの入居が内定している。
 この物件は、土地が二十年の定期借地で、同社としては初の定借物件。完成後は同社が運営管理する。なお、特徴の一つとして屋上緑化も採用している。同社では「都心部の商業地では定借は珍しく、建物は回遊性を重視したゆとりのあるレイアウトで、若者が集まる空間として、大名地区全体の魅力アップにつなげたい」と話している。入居に関する問い合わせは同社ホームページまで。
 同社は一九七五年設立、資本金は一千万円。不動産仲介・管理・開発分譲事業、パーキング事業などを展開している。〇二年九月期の売上高は約十三億五千万円、従業員数は四十九人。