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大名支店4階に個人向け営業の専門拠点の1号店   西日本シティ銀行   平日夕刻や休日にも有人対応


 株式会社西日本シティ銀行(福岡市博多区博多駅前3丁目、新藤恒男頭取)は1月10日、機能特化型の個人向け営業の専門拠点「NCBα」の1号店「NCBα天神」を同中央区天神2丁目の大名支店ビル4階に開設した。
 多様化・高度化するニーズに的確に応えることのできる、顧客の目線に立った金融商品の提供拠点として開設するもの。それぞれの顧客に合ったライフプラン作成や各種セミナーの継続実施など、「プラスアルファの付加価値」(同行)を提供する。また天神での業務運営ノウハウを県内各地で展開する商業施設内の「インストアブランチ」で活用し、従来以上のサービス力の強化を図っていく方針。
 同店では営業時間を平日が午前9時~午後7時、土・日・祝日が午前10時~午後5時(年末年始やゴールデンウィークの一部除く)とするなど、平日夕刻や休日に有人での資金運用やローンの相談などに対応。天神地区の特性を生かして、平日時間外・休日にも4通貨(ドル・ユーロ・元・ウォン)の外貨両替を取り扱う。また30人収容のセミナールームを設置しており、金融に関するテーマはもちろん、文化・教養分野のセミナーを継続的に開催していく。
 同行では同拠点を「全店の共有窓口」と位置付けており、既存顧客を対象に取引店舗同様の相談に対応する。また、取り引きが無くても、自宅や勤務先近くの同行店舗の口座開設にも対応する。

 九州地銀初の遺言信託・遺産整理業務を開始

 また同行は同日、九州・山口地区の地銀では初めて、遺言信託・遺産整理業務の取り扱いをNCBα天神出張所で開始した。
 これは本格的な高齢化社会の到来により、中高年層、富裕層に関心の高い相続や遺言ニーズに幅広く応えるため、りそな銀行の信託代理店として開始したもの。当面、同出張所の1カ店での取り扱いだが、順次拡大していく予定。
 取扱業務は遺言書作成に係る相談、遺言書の保管、管理、将来の遺言執行までを行なう「遺言信託」業務と、相続の開始後に相続人全員からの委任を受け、遺産の調査、遺産分割手続き実施や納税計画の立案・納付代行などを行なう「遺産整理」業務。
 同行では、資産運用やライフプランニングなどの専門知識を有し、国家資格を持った18人の「ファイナンシャル・アドバイザー」(FA業務専担者)が、九州内全店の顧客からの相続・事業承継などの相談に対応している。同業務についても、顧客の相談対応の中で、ニーズがある場合、取扱店舗への取り次ぎにより対応していく。