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大分のFIGと資本業務提携 匠


週刊経済2022年3月29日発行

50億円以上の市場創出へ

自律型搬送ロボットメーカーの㈱匠(たくみ・福岡市中央区長浜2丁目、後藤元晴社長)は2月10日、東証一部上場で、IoT事業、マシーン事業、スマートシティ事業などのFIG㈱(大分市、村井雄司社長)と資本業務提携を締結した。
FIGは2018年にロボット事業を開始し、これまでに自社オリジナルロボットを手掛けた実績がある。今回の提携で、FIGを引受先とする第三者割当増資で3億円を調達。FIGは匠が発行する普通株式37万5千株(議決権所有割合9・9%)を取得した。提携内容は機構設計、電気設計、ソフトウェア分野の技術提携、同社からFIGグループへのロボット製造委託。詳細は今後詰めていく。3年後、両社で50億円以上の市場創出を目指す。後藤社長は「我々と同じ志を持って搬送ロボット市場の拡大、人とロボットの共存共栄の未来に取り組んでいただけることを大変うれしく思う」と話している。
同社は2015年3月設立。資本金2億5千万円。決算期12月。従業員53人。