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外部委託費削減で経常24%増の10億2900万円 丸東産業2月期連結決算


週刊経済2021年4月27日発行

今期増収増益見込む

包装資材製造の丸東産業㈱(小郡市干潟、尾崎太郎社長)の21年2月期連結決算は、売上高が前年比0・3%減の165億9900万円、経常利益が24・8%増の10億2900万円で減収増益だった。
袋を開封した時に段差ができて開けやすい「掴めるくん」や袋内の湿気を取る「湿気くん」などの高付加価値商品の販促を強化したものの、医薬品および食品包装用フィルムなどが落ち込み、前年比微減。利益面では昨年費用が膨らんだ外部委託費用を削減したことで営業利益が27・4%増の9億8600万円。当期純利益は31・0%増の7億500万円となった。
事業別売上高は、主力の複合フィルムが1・4%増の113億8700万円、単体フィルムが16・3%減の10億7700万円、容器が3・1%増の13億5200万円、その他が1・6%減の27億8200万円となった。
今期売上高は前期比1・2%増の168億円、経常利益は同1・1%増の10億4千万円で増収増益を見込んでいる。