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外傷蘇生センターを新設 福岡大学病院


週刊経済2026年9月30日発行号

高度急性期医療に対応する専門拠点として

福岡大学病院(福岡市城南区七隈7丁目、三浦伸一郎病院長)は、高度急性期医療に対応する専門拠点として「外傷蘇生センター」を新設し10月1日から運用を開始する。
重症および蘇生を要する外傷患者などの救命率向上のためには、重症外傷患者を専門施設へ迅速に搬送し、適切な蘇生処置や手術、集中治療を切れ目なく提供する体制整備が重要であり、外傷・蘇生医療の高度化を通じて「防ぎ得た外傷死」の減少を目指すとともに、教育・研究・地域医療の連携を一体的に推進し福岡県の救急医療体制のさらなる強化に貢献するもの。福岡都市圏では人口増加や高齢化の進展に伴い、高度救急医療への需要が高まっている。一方で、重症および蘇生を要する外傷患者に対して24時間365日専門的に対応できる体制は十分ではない。これらの課題を踏まえて長年培ってきた救命救急医療の実績を基盤として外傷蘇生センターを設置した。センターの主な特徴は、高度外傷医療の集約化、「防ぎ得た外傷死」の低減、教育拠点形成、外傷・蘇生医療の研究推進など。
福岡大学病院は1992年の救命救急センター開設以来、福岡都市圏の重症患者を受け入れてきた。現在も年間600~700人の重症患者を24時間365日体制で受け入れ、ドクターカーやヘリポート、ECMOカーなどを活用した高度救急医療を提供している。2024年には新本館が開院し、初療室、CT・MRI、集中治療設備などを備えた先進的な救急医療環境を整備した。