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売上高3・2%減の81億9000万円  日本乾溜工業中間期


利益高の工事受注増で減収増益

交通安全施設、法面工事施工の日本乾溜工業㈱(福岡市東区馬出1丁目、伊東幸夫社長)の2020年9月期中間決算は、売上高が前年同期比3・2%減の81億9000万円、経常利益が同0・4%増の8億2100万円で減収増益だった。
主力の建設事業では災害復旧や防災減災のための法面工事や公園などの景観工事が増加したことから前年同期を上回った。関連資材の販売は下回ったものの、利益率の高い工事売上が増加したことから、同事業の売上高は同4・3%減の67億6900万円、利益は同1・1%増の8億2700万円だった。化学品事業においては、新型コロナウイルス感染拡大によりタイヤ需要が低調に推移したことから、タイヤ製造過程で使用されるゴム加硫剤の販売が鈍化。一方、防災安全事業では、備蓄用食糧品販売が堅調に推移し、売上高、利益ともに前期を上回った。
通期売上高は前年同期比4・8%減の130億円、経常利益は同52・7%減の4億4000万円で減収減益を見込んでいる。

2020年6月9日発行