NEWS

売上高1・9%減の499億9300万円 サニックス


HS・ES部門の増収で利益は2ケタ増

環境衛生業㈱サニックス(福岡市博多区博多駅東2丁目、宗政寛社長)の3月期連結決算は、売上高が前期比1・9%減の499億9300万円、経常利益は12・4%増の10億1900万円の減収増益だった。
一般家屋向けのHS(ホーム・サニテーション)事業部門、ビル・マンション向けのES(エスタブリッシュメント・サニテーション)事業部門、電力事業などの環境資源開発事業部門は増収だったが、太陽光発電市場の規模縮小でSE(ソーラー・エンジニアリング)事業部門が減収、全体の売上高も前期を割った。利益面では、HS・ES事業部門の増収幅が大きかったことや、経営合理化等の経費削減が進み販管費が減少して増益、営業利益は20・2%増の12億4600万円、当期純利益は繰延税金資産を計上したことで約2・8倍の11億8000万円となった。
事業部門別には、SE部門は産業用太陽光発電の市場規模縮小で売上高は31・9%減の178億7000万円だったが、部門の営業利益は経営合理化による経費削減、材料原価の低減等で前期並みの16億6800万円となった。HS部門は売上高が36・0%増の89億2200万円で営業利益は50・3%増の14億7100万円。ES部門は売上高が39・7%増の14億4400万円で営業損益は89・8%増の1億7900万円。環境資源開発部門は、売上高は27・0%増の217億5500万円で、営業利益は5・6%増の9億7200万円だった。
今期、売上高は前期並みの500億円、営業利益は75・7%増の21億9000万円、経常利益は2倍強の21億円、当期純利益は36・4%増の16億1000万円を見込んでいる。

2018年6月5日発行