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売上高は9・4%増の146億5300万円 グリーンクロス


9期連続の増収増益で過去最高

工事現場向け安全機材販売の㈱グリーンクロス(福岡市中央区小笹5丁目、久保孝二社長)の2018年4月期連結決算は、売上高が前期比9・4%増の146億5300万円、経常利益は同0・9%増の11億8500万円だった。9期連続の増収増益で売上高、経常益ともに過去最高を更新した。
工事用安全用品レンタルの強化と物流システムの基盤拡充を推進。関東を中心に地域シェア拡大と取引深耕化に注力した結果、増収につながった。利益面では、近年進めてきた物流拠点の増設による営業効率化を図った一方で、販管費の増加が影響し微増にとどまった。営業利益は同0・6%増の11億7300万円、当期純利益は同3・8%増の7億6000万円。商品別の売上高は、安全機材用品の工事標示板・標識が前年比7・9%増の14億5446万1000円、仮設防護柵が同5・9%増の6億9502万円、保安灯・警告灯が同2・1%減の3億4849万9000円、防災用品・環境整備用品が同8・5%増の18億4234万7000円、その他商品が同4・7%増の21億9024万5000円で、安全機材用品全体では同6・2%増の65億3057万2000円。グリーンレンタルは同19・9%増の31億6710万2000円、サインメディアは同7・6%増の49億5577万7000円だった。
今期は売上高が前期比4・2%増の152億6600万円、営業利益が同1・9%増の11億9200万円、経常利益が同1・9%増の12億900万円、当期純利益が同5・3%増の8億円で、10期連続の増収増益を見込んでいる。
久保社長は「前期は3カ年中期経営計画の初年度、順調な滑り出しとなった。2020年に向けて協業体制の構築、社内改革の深化に引き続き注力する。今期は大型建築工事の受注強化を目指し、北関東で2~3カ所の営業所開設を計画している。並行して中四国と関西エリアに物流拠点の新設も進めていく」と話している。

2018年6月19日発行