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売上高は8・6%増の170億9800万円 博多大丸2月期


週刊経済2025年5月7・14日発行号

2期連続増収増益

㈱博多大丸(福岡市中央区天神1丁目、村本光児社長)の2025年2月期決算は、売上高が前期比8・6%増の170億9800万円、経常利益は44・5%増の9億4200万円で2期連続の増収増益だった。

富裕層向けの外商サロン「Kujyaku Salon Tenjin」の開設、貴金属店「ゴールドショップ」のオープン、「ART@FUKUOKA」などのイベント、インバウンド向け海外SNSへの情報発信の強化などでラグジュアリーブランドや宝飾品、化粧品の売り上げが増加した。営業利益も42・4%増の12億5400万円と大幅に伸びたが、当期純利益は法人税等調整額の計上が増えて4・4%減となった。

全館売上高は、福岡天神店が11・6%増の600億2400万円、長崎市のハマクロス411(賃料収入)が4・9%減の3億2800万円。全体では11・5%増の603億5200万円だった。また、同社の親会社J.フロントリテイリング㈱が連結決算で適用している国際会計基準では、事業利益は43・5%増の12億5800万円、営業利益は50・4%増の10億5400万円、当期純利益は90・7%減の7900万円となっている。

今期、国際会計基準の売上高は、3月に退店があったため4・5%減の163億3千万円、事業利益は88・1%増の1億5000万円、営業利益は87・7%減の1億3000万円、当期純利益は83・5%減の1300万円を見込んでいる。