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売上高は6・9%増の11億9千万円 フォーシーズHD中間期
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週刊経済2025年6月4日発行号
のれん償却費用などで赤字幅拡大
化粧品・健康食品・アロマ関連商品の通販事業、卸売事業などの㈱フォーシーズHD(福岡市中央区薬院1丁目、寺田智美社長)の2025年9月期中間連結決算は、売上高が前年同期比6・9%増の11億9000万円、経常損失が7200万円(前年同期は6800万円の経常損失)だった。
不採算店舗撤退を進めるリテール事業やコンサルティング事業が減収だったものの、EC販売の実績がある㈱iiy(東京都千代田区、大前光社長)が2023年1月にグループに加わり、同社が構築するEC販売マーケットやマーケティングの知見を活用したことで主力の通販事業が伸びた。また、卸売事業ではユーチューバーによる宣伝活動に力を入れたほか、ベトナムでの販路拡大が進み増収。利益面では、コンサルティング事業の事業譲受によるのれん償却費用や業務委託費用が生じ減益となった。営業損失は7300万円(前年同期は営業損失6700万円)、親会社株主に帰属する中間純損失は5800万円(前年同期は中間純損失7400万円)。
太陽光発電所を継続的に購入取得し販売する太陽光発電事業において、複数社と継続中の売買交渉が当初の計画よりも遅れていることや、すでに売却契約が済んだ一部の発電所の工事の遅れなどを背景に通期業績を上方修正した。売上高は当初予想5・4%減の(前期比17・2%増)の26億4700万円、経常損失は700万円(前期は経常損失1億2900万円)、営業利益は24・0%増の900万円(前期は営業損失1億2600万円)、当期純損失は900万円(前期は当期純損失2億7300万円)を予想している。