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売上高は6・2%減の597億7100万円  ゼンリン


受託データ販売反動減などで減収減益

住宅地図メーカーの㈱ゼンリン(北九州市戸畑区中原新町、髙山善司社長)の2020年3月期連結決算は、売上高が前期比6・2%減の597億7100万円、経常利益が同40・2%減の37億900万円の減収減益となった。
セグメント別では、主力の地図データベース関連事業において企業・自治体向け住宅地図データサービスが堅調に推移した一方、オートモーティブ関連で前期発生した受託データ販売反動減やカーナビゲーション用データ販売の減少ならびに、新規サービスや製品開発などの先行費用や地図データベース整備などの固定費用を計上したことで、売上高は前期比4・9%減の503億3200万円、セグメント利益は同44・1%減の29億3200万円。一般印刷関連事業の売上高は同8・5%減の35億8200万円、セグメント利益は同23・3%減の1億1400万円。その他については売上高が同15・0%減の58億5600万円、セグメント利益は同45・8%減の1億8700万円。
今期は新型コロナウイルス感染症による市況の悪化、取引先の生産計画の変更などによる影響で業績予想が困難のため未定。

2020年6月9日発行