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売上高は41・1%減の7億3100万円 システムソフト中間期


週刊経済2025年6月11日発行号

事業承継などで赤字幅拡大

システムエンジニアサービスなどの㈱システムソフト(福岡市中央区天神1丁目、東京都千代田区、オンゴール・パヴァン社長)の2025年9月期中間連結決算は、売上高が前年同期比41・1%減の7億3100万円、経常損失が4億円(前年同期は経常損失8200万円)だった。
事業構造の変革とそれに伴う資産などの見直しを実施。昨年7月には完全子会社のSSService㈱に吸収分割でソリューション事業の権利義務を承継、同社の全株式を㈱AGENTSMITH HOLDINGS(東京都港区、山菅利彦社長)に譲渡した。また、今年2月には㈱ティーケーピー(同新宿区、河野貴輝社長)に対しレンタルオフィス、コワーキングスペースなどに加え、フランチャイズ事業、21年に吸収合併したfabbit㈱のコンサルティング事業を事業承継した影響で減収となった。利益面では、新事業に向けた先行投資や会社分割による事業承継、新株予約権発行などにより赤字幅が拡大した。
各事業における会社分割や事業承継、資産の見直しや新事業の業務委託に伴うコスト増などを見込み、通期連結業績を下方修正した。売上高は当初予想から19・9%減の(前期比27・7%減)の16億7000万円、営業損失は5億円(前期は営業損失4億1500万円)、経常損失は5億4000万円(前期は経常損失4億9900万円)、当期純損失は3億円(前期は当期純損失15億3100万円)を予想している。