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売上高は4・5%増の288億9900万円 ヤマシタヘルスケアHD中間期


週刊経済2024年1月23日発行号

設備投資需要の伸長で

医療機器、消耗品販売のヤマシタヘルスケアホールディングス㈱(福岡市博多区下川端町、山下尚登社長)の2024年5月期中間決算は、売上高が前年同期比4・5%増の288億9900万円、経常利益が同3・3%増の6億4500万円の増収増益だった。
新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い医療業界で診療や検査の増加による医業収益に改善傾向がみられる中、中核事業の医療機器販売業で検査用機器などの設備投資需要が増加したことや医療機器消耗品が増加したことなどが増収の要因。利益面は売上伸長による売上総利益の増加で増益となった。営業利益は同3・5%増の6億1800万円。
通期は期首計画通り、コロナ対策補助予算などの一時的な対策需要の増加が見込めないことによる減収とそれに伴う減益、前期に発生した特別損失を計上しないことで純利益の増益を見込み、売上高は同6・8%減の542億1500万円、経常利益は同43・4%減の6億8200万円、営業利益は同44・5%減の6億4100万円、純利益は約2・1倍の4億6400万円を見込んでいる。