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売上高は36・1%増の20億6139万円 スタッフエージェント10月期


週刊経済2025年2月5日発行号

派遣需要増で

 人材派遣業の㈱スタッフエージェント(福岡市中央区天神2丁目、神谷誠社長)の2024年10月期決算は、売上高が前期比36・1%増の20億6139万円、経常利益が43・2%減の1703万円で増収減益だった。

 企業の慢性的な人手不足に伴い主軸とする事務職派遣の受注が増加したほか、人材紹介案件の需要が増え増収となった。利益面では給与手当や賞与など人件費が増加し、営業利益は45・3%減の1240万円。当期純利益は52・5%減の1092万円だった。

 今期はオフィスビルの建設ラッシュに伴う、派遣スタッフの需要拡大を見込み、売上高は前期比10%増の22億円、一部業務の外部委託分を全面的に内製化したことや、2023年からの採用強化の末社員が成長し、稼働人数が比較的多い大手企業からの案件が増え生産性が上がっているため、経常利益は76・1%増の3000万円、営業利益は61・2%増の2000万円、当期純利益は83・1%増の2000万円を見込んでいる。

 神谷社長は「グループ会社で技術者派遣の㈱テクニカルエージェントも好調で、連結の売り上げは30億3000万円だった。今期は39億円を目指す」と話している。

 同社は2012年11月設立。資本金2000万円。従業員数は52人。