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売上高は3・8%減の105億8200万円 日本乾溜工業中間期


週刊経済2025年6月11日発行号

通期は増収増益見込み

交通安全施設、法面工事施工の日本乾溜工業㈱(福岡市東区馬出1丁目、兼田智仁社長)の2025年9月期中間決算は、売上高が前期比3・8%減の105億8200万円、経常利益が11・9%減の8億8600万円で減収減益だった。
防災安全事業は備蓄資機材の販売が好調に推移し前期を上回ったものの、主力の建設事業で、高規格道路における遮音壁補修や取替など交通安全施設の大型工事が減少し完成工事高が前期を下回った。同事業売上高は8・8%減の89億1500万円、利益は19・5%減の10億6000万円。
建築資材価格高騰や労務費の高止まりなど受注環境は厳しい状況が続くが、公共投資は底堅く推移。建設事業の営業形態として中間期内に集中する傾向があり、通期売上高は前期比7・5%増の188億7000万円、経常利益が27・1%増の11億8000万円で増収増益を見込んでいる。