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売上高は3・5%減の2719億4200万円 小野建3月期
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週刊経済2025年6月4日発行号
経常益は69億200万円で減益
鉄鋼、建材商社の小野建㈱(北九州市小倉北区西港町、小野健社長)の2025年3月期連結決算は、売上高が前期比3・5%減の2719億4200万円、経常利益が同17・3%減の69億200万円で減収減益だった。
工事請負事業で商業施設や大型倉庫など大型案件が堅調に推移したものの、主力の鉄鋼商品販売事業で販売価格、数量がともに低下したことで減収。地域別では、九州・四国エリアの売上高は前期比1・2%増の1528億3600万円、関西・中京エリアは同9・4%減の662億3800万円、関東・東北エリアは同8・4%減の528億6600万円だった。利益面では、物流コストや人件費高騰に加え、佐賀、山口営業所の新築移転や静岡に物流センターを開設するなどの設備投資が減益につながった。営業利益は前期比17・2%減の68億1000万円、当期純利益は同15・2%減の48億8500万円だった。
2026年3月期は、売上高が1・4%増の2757億円、経常利益が13・1%減の60億円、営業利益が10・4%減の61億円、当期純利益が18・1%減の40億円を予想している。