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売上高は3・5%減の230億円  スーパー大栄    競合店進出と価格競争激化で赤字に


 スーパーマーケット経営の株式会社スーパー大栄(北九州市八幡西区中須1丁目、中山勝彦社長)の14年3月期決算は、売上高が前期比3・5%減の230億800万円、経常損失が1900万円(前期は1億300万円の経常利益)で減収赤字化だった。5期連続の減収、3期ぶりの赤字。
 6店舗を改装し集客力向上に努めたが、基幹店の商圏に競合店が進出したことが影響し減収、利益面では経費削減と効率化の徹底を図るも価格競争の煽りを受け赤字化となった。営業利益は同92・5%減の900万円、固定資産の減損損失などが響き純損失は1億1800万円(前期は8500万円の純利益)となった。商品別の売上高は、生鮮食品が135億7600万円(3・1%減)、一般食品が78億5100万円(3・7%減)、日用雑貨が7億8400万円(7・3%減)、その他が13億7200万円(0・5%減)となった。同社は今年3月、株式会社イズミ(広島市東区二葉の里3丁目、山西泰明社長)を引受先とする第三者割当増資を実施。出資額は2億6000万円で出資比率は19・75%、イズミはスーパー大栄の筆頭株主となった。資本業務提携による共同仕入れなどで事業規模の拡大と業務効率の向上を図っている。今期は売上高が前期比2・1%増の235億円、経常利益が1億円の黒字転換を見込んでいる。
 同社は1962年7月創業、71年2月設立。資本金16億6710万円。従業員911人(パート・アルバイト含む)。