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売上高は212億円、経常利益は12億6500万円 はせがわ3月期
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週刊経済2025年5月28日発行号
主力の仏壇仏具、墓石販売が減少
仏壇・仏具販売の最大手・㈱はせがわ(福岡市博多区上川端町、新貝三四郎社長)の2025年3月期連結決算は、売上高が212億2800万円、経常利益が12億6500万円だった。子会社(㈱現代仏壇)取得に伴い、当期から連結財務諸表を作成しているため前連結会計年度および前連結会計年度末との比較分析はしていない。参考までに個別業績は、売上高が前年同期比4・2%減の204億1000万円、経常利益が22・8%減の12億6400万円で減収減益だった。
中核事業である仏壇仏具や墓石販売などの推進と並行し、従来の供養の領域に限らない新商品・サービスの開発と顧客接点の拡大を推進。具体的には相続・遺品整理・不動産整理に関する相談対応と、サービスを提供をするピースフルライフサポート(PLS)事業を全営業店で開始。集客策については、グループの強みや取扱商品の幅広さが訴求できるようにWEBサイトのデザイン変更やマス広告、WEB広告の運用改善を図った。
セグメント別には、仏壇仏具は市場縮小の影響から東日本地区と西日本地区ともに減少し売上高は142億6600万円(5・4%減)。墓石についても仏壇と同様に受注件数が減少したことで42億2800万円(5・2%減)だったが、屋内墓苑は集客策やイベント開催などで販売件数が増え5億6900万円(1・2%増)に。飲食・食品・雑貨については法事返礼品や食のギフトの販売が好調だったことから2億8600万円(21・2%増)となった。
2026年3月期は、通期売上高が7・4%増の228億円、経常利益が47・0%減の6億7000万円の増収減益を見込んでいる。