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売上高は2・1%増の124億500万円 ダイショー中間期


週刊経済2025年11月12日発行号

コラボ、監修シリーズがけん引

大手調味料メーカー、㈱ダイショー(福岡市東区松田1丁目、松本俊一社長)の2026年3月期中間決算は、売上高が前年同期比2・1%増の124億500万円、経常利益が同46・2%減の2億2500万円で増収減益となった。

コラボレーション製品を中心とした小売り製品が伸長。特に残暑の影響で出遅れ感があった鍋スープが、人気You Tuberや名店が監修した「監修鍋スープ」が好調に推移した。またプロモーション活動が奏功した「焼肉のたれ」類や「味・塩こしょう」などの定番品の販売も堅調に推移し、13期連続の増収となった。

しかし原材料価格や関東工場の増設などにかかる製造コストの上昇が大きく影響し、営業利益は41・7%減の2億3200万円、純利益は53・8%減の1億3600万円で、3期ぶりの減益となった。

通期は売上高が275億円(4・8%増)、営業利益が6億円(8・6%減)、経常利益が6億円(10・9%減)、純利益が4億2000万円(8・3%減)の増収減益を見込んでいる。