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売上高は1779億2100万円で過去最高 黒崎播磨3月期
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週刊経済2025年6月4日発行号
為替差益減少などで減益
耐火物製造大手の黒崎播磨㈱(北九州市八幡西区東浜町、江川和宏社長)の2025年3月期連結決算は、売上高が前期比0・5%増の1779億2100万円で3期連続過去最高を更新、経常利益が同6・5%減の153億1600万円で増収減益だった。
主力の耐火物事業で、インドの鉄鋼市場向けの販売が好調だったほか、ファーネス事業では整備単価が向上し、大型工事案件を受注したことなどで増収。利益面では、円安による輸入原材料価格の増加などコスト上昇分の価格転嫁を進めたものの、為替差益の減少などが減益につながった。営業利益は前期比4・2%減の140億8200万円、固定資産売却益の増加で当期純利益は前期比1%増の125億3500万円だった。
2026年3月期は、売上高が1・2%増の1800億円、経常利益が2・1%減の150億円、営業利益が6・5%増の150億円、当期純利益が20・2%減の100億円を予想している。