NEWS

売上高は15・7%増の228億3700万円 ヤマウHD


週刊経済2025年5月28日発行号

インフラ整備増、価格転嫁なども奏功

コンクリート製品製造、販売のヤマウグループの持ち株会社ヤマウホールディングス㈱(福岡市早良区東入部5丁目、有田徹也社長)の25年3月期連結決算は、売上高が前期比15・7%増の228億3700万円、経常利益が同38・8%増の36億7500万円の増収増益だった。

主力の「コンクリート製品製造・販売事業」が、インフラ整備工事への対応や高騰する資材・原材料・物流費などの販売価格への転嫁で増収となったほか、「水門・堰の製造及び施工並びに保守事業」も進行基準対応の期末越え(24年3月末)案件の増加や当期受注も堅調に推移したことで、全体では2期連続の増収となった。

また利益面も増収基調に加え、製造原価や一般管理費の削減などに努め、営業利益は38・1%増の35億6500万円、当期純利益は同38・6%増の24億800万円となった。

今期は売上高224億円(1・9%増減)、経常利益が34億円(7・5%減)の減収減益を見込んでいる。