NEWS
売上高は14・2%増の91億1600万円 テノHD中間期
Tag:
週刊経済2025年9月3日発行号
経常は2億8200万円で黒字転換
保育、介護などの家庭総合サービスを展開する㈱テノ.ホールディングス(福岡市博多区上呉服町、池内比呂子社長)の2025年12月期連結中間決算は、売上高が前年同期比14・2%増の91億1600万円で増収、経常利益は2億8200万円(前年同期は経常損失800万円)で2期ぶりに黒字転換した。
保育事業で認可保育所の公定価格の改定および自治体補助金などの収入に加え、昨年4月開園の幼児園「KDI福岡アイランドシティ」の売り上げが寄与。介護事業では昨年と今期に株式取得、事業譲受した施設と新規開設の施設が寄与した。利益面では、保育事業で労務費の増加や施設開設費用の発生があったものの、認可保育所の増収がこれらの費用増を上回った。また、介護事業においても昨年および今期に株式取得、事業譲受した施設と新規開設施設の費用計上(のれん償却費含む)があった一方で、うち複数の黒字会社の利益が増益に貢献した。営業利益は2億8800万円(前年同期は営業損失100万円)、中間純利益は1億3400万円(前年同期は中間純損失5600万円)。
通期予想に変更はなく、売上高が前期比11・1%増の178億円、営業利益が2・2倍の4億4000万円、経常利益が2・2倍の4億円、当期純利益が1億5000万円(前期は当期純損失4億6600万円)で増収黒字化を見込んでいる。

