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売上高は12%増の8038億2900万円 トライアルホールディングス
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週刊経済2025年9月17日発行号
経常利益は12・2%増
スーパーセンターなどを中核として展開する㈱トライアルホールディングス(福岡市東区多の津1丁目、永田洋幸社長)の2025年6月期連結決算は、売上高が前年同期比12%増の8038億2900万円、経常利益は同12・2%増の222億円の増収増益だった。
事業別では流通小売事業において、総菜をはじめとした商品ラインナップや競争力のある価格提案などで高い成長率を記録。新規出店についてはメガセンター4店、スーパーセンター20店、smart型店舗を7店、小型店を4店出店した一方、小型店1店を閉店したことで、合計352店となった。売上高は11・9%増の7997億7300万円、セグメント利益は8・4%増の237億2600万円。リテールAI事業では決済時にレジに並ぶ必要のないSkipCartの導入を推進し、25年6月末時点でグループ外導入も含めて導入店舗数は258店、導入台数は2万1561台となっている。また、小型店においてレジ端末に設置したカメラによる顔認証決済の実証実験を推進。売上高は7・4%増の9億8500万円、セグメント利益は5500万円(前年同期はセグメント損失5億2千万円)となった。その他の事業の不動産・リゾート事業では訪日外国人観光客の需要獲得によって売上高は38・3%増の27億3400万円、セグメント利益は6億4300万円(前年同期はセグメント損失1600万円)。
今期は25年7月1日に完全子会社化した㈱西友とのシナジー効果を発揮することで、売上高は64・5%増の1兆3225億円、経常利益は37・4%減の139億円を見込んでいる。

