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売上高は12・3%増の118億9600万円 協立エアテック


週刊経済2024年3月12日発行号

経常利益は31・3%増

空調設備機器製造の協立エアテック㈱(粕屋郡篠栗町大字和田、久野幸男社長)の2023年12月期連結決算は、売上高が前年同期比12・3%増の118億9600万円、経常利益は同31・3%増の7億3900万円の増収増益となった。
部門別にみると、ビル設備部門では近畿・中部地区において大型都市再開発案件や半導体工場建設など製造業の堅調な設備投資が寄与。価格競争の激化による厳しい受注環境の中で、主力製品であるダンパー・吹出口・VAVを含むシステム機器を重点的に販売した。住宅設備部門は、新型コロナなどの影響で新規住宅着工件数が減少する中で、既存顧客を中心とした分譲住宅の受注確保やウェブ販促に取り組んだことで、部門売上高は計画比2億8500万円増加となった。主な製品別ではビル設備部門のダンパーが同3・6%増の32億2100万円、吹出口が17%増の23億700万円、ファスユニットが59%減の5400万円、住宅設備部門の全館空調システム・24時間換気システムなどが1・2%減の38億5500万円となった。
今期の売上高は5・9%減の112億円、経常利益は8・8%減の6億7400万円の減収減益を見込んでいる。