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売上高は10%増の8億5500万円 フロンティア中間期
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週刊経済2025年7月23日発行号
経常益は6倍の6千万円
福証Qボード上場で、自動車用アクセサリー部品メーカーの㈱フロンティア(福岡市中央区天神2丁目、山田紀之社長)の2025年11月期中間連結決算は、売上高が前年同期比10・0%増の8億5500万円、経常利益が6倍の6千万円で増収増益だった。
売上面では、自動車用品販売を主とするPB販売事業において、自動車メーカーによる認証不正問題の影響で停滞していた自動車の生産が順調に改善を続けていることを背景に、従前の自動車販売店を対象とした営業のほか、インバウンドや国内旅行などによるリース・レンタカー需要の増加を見込み、取り扱う企業への営業活動を強化などの取り組みを進めた結果増収。利益面も売り上げ増加および原価率圧縮のために昨年実施した販売価格と輸入コストの見直しの効果に加え、今期から配送料や梱包資材のコスト見直しも実施した効果で大幅増益となった。営業利益は59倍の5900万円、中間純利益は4・3倍の4300万円。これらの要因を背景に通期予想を修正。売上高が前期比0・8%増の16億4700万円、営業利益が4・6倍の1億600万円、経常利益が3・7倍の1億700万円、当期純利益が2・7倍の7300万円で増収増益を見込む。また、配当も中間配当を無配から1株あたり15円としている。
同社は2002年に山口県周南市で「CARフロンティア山田」として創業、03年12月設立。資本金5763万円。従業員25人(23年11月末)。08年5月に現社名に変更し、14年7月に福岡支店(福岡市中央区天神2丁目)を開設。19年4月に本社を福岡に移し周南市の旧本社を山口支店とした。18年7月東京証券取引所「東京プロマーケット」上場(21年10月末廃止)、21年11月福岡証券取引所「Qボード」上場。

