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売上高は10%増の160億1700万円 テノ.HD12月期


週刊経済2025年3月5日発行号

新規開設、M&Aなどが寄与

公的保育、受託保育事業など家庭総合サービスを展開する㈱テノ.ホールディングス(福岡市博多区上呉服町、池内比呂子社長)の2024年12月期連結決算は、売上高が前期比10・0%増の160億1700万円、経常利益が6・0%減の1億8200万円で増収減益だった。

保育事業で15施設を新設したほか、認可保育所の公定価格の改定に伴う増収が寄与。また、介護事業でも今期株式取得、事業譲受した会社や事業の売り上げが加わり、売上高は過去最高となった。利益面では、保育士処遇改善に伴う労務費の増加、昨年4月に開園した幼児園「KDI福岡アイランドシティ」の新規開設費用の発生、介護事業の事業投資費用の発生などの影響で減益となった。営業利益は5・0%増の1億9600万円。また、連結子会社の㈱ホームメイドクッキングおよび㈱テノ.コーポレーションにおいて、営業店舗物件の退店要請に伴う特別利益の計上およびのれん減損損失などの特別損失を計上したことで、当期純損失4億6600万円(前期は当期純利益1億円)となった。

今期は売上高が前期比11・1%増の178億円、営業利益が2・3倍の4億4000万円、経常利益が2・2倍の4億円、当期純利益が1億5000万円(前期は当期純損失4億6600万円)を見込んでいる。