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売上高は1%増の144億円 イフジ産業


経常利益は4%増で4期連続増益

粕屋郡粕屋町戸原東2丁目の業務用液卵メーカー・イフジ産業㈱(藤井宗徳社長)の2018年3月期連結決算は、売上高が前期比1%増の143億9600万円、経常利益が同4・2%増の7億1000万円の増収増益で、4期連続の増益となった。
営業利益は同4・5%増の6億9300万円、当期純利益は同4・1%増の5億5500万円。主力の鶏卵関連事業では販売数量が主要販売先の製菓・製パンメーカー向けの販売が堅調なことに加え、冷凍食品メーカー向けの販売が増加したことなどで、前期比3・5%増と5期連続で過去最高を更新した。液卵売上高は、鶏卵相場が前期に比べ約1・2%低下したものの、販売数量の増加などで、同1・5%増の122億1500万円となった。
また、加工品売上高は同10・7%減の5億7800万円。その他の売上高は同36・6%増の4億5100万円だった。この結果、鶏卵関連事業全体では同1・8%増の132億4500万円。セグメント利益は関東事業部の工場増設に伴う減価償却費の増加はあったものの、販売数量の増加などから同7・3%増の6億3400万円となった。
子会社の日本化工食品㈱の調味料関連事業は、前期に獲得した新規商品の販売が減少したことやグループ内での輸入粉卵の委託加工等の販売減少などで、売上高は同11・4%減の11億7100万円。セグメント利益は主に売上高が減少したことなどで、同28・4%減の4800万円となった。
今期の見込みは、売上高が同1・2%減の142億2700万円、経常利益は同3・9%増の7億3700万円。営業利益は同5・4%増の7億3000万円、当期純利益は同11・3%減の4億9200万円を見込んでいる。

2018年5月22日発行