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売上高は1・9%減の67億円、利益は大幅増 イフジ産業中間決算


販売数量は過去最高

粕屋郡粕屋町の業務用液卵メーカー・イフジ産業㈱(藤井宗徳社長)の9月中間連結決算は、売上高が前期比1・9%減の67億8300万円、経常利益が同35・3%増の3億5800万円の減収増益となった。
営業利益は同36・2%増の3億4800万円。純利益は同2・8%減の2億4800万円だった。主力の鶏卵関連事業では、販売数量は主要販売先の製菓・製パンメーカーへの販売が堅調だったこともあり、前年同期比で6・8%増と中間期で過去最高をマーク。ただ、鶏卵相場が前年同期比で約14%も低下したため、連動する販売単価も低下。液卵売上高は同2・4%減の57億7500万円となった。加工品売上高は同21・8%減の2億2700万円。その他の売上高が31・8%増の1億8600万円。鶏卵関連事業全体の売上高は同2・5%減の61億8900万円となった。セグメント利益は、鶏卵相場の大幅な低下で販売単価が低下したが、原料仕入単価も低下し、販売数量も好調に推移したため、同39・7%増の3億2500万円と高い伸びを示した。
子会社の日本化工食品㈱の調味料関連事業では新規商品の販売が増加したことなどで、売上高は同5・5%増の6億200万円。セグメント利益は、組織体制の見直しに伴う人件費の増加及び一時的な費用発生などで、同14・1%1200万円となった。
通期売上高は同1・2%減の142億2700万円、経常利益は同3・9%増の7億3700万円を見込んでいる。

2018年11月20日発行