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売上高は1・5%増の507億1900万円 サニックス


HS・プラ燃料等の増収で

環境衛生業㈱サニックス(福岡市博多区博多駅東2丁目、宗政寛社長)の3月期連結決算は、売上高が前期比1・5%増の507億1900万円、経常利益は16%増の11億8200万円だった。
人員増や店舗出店等によって営業体制を強化した一般家屋向けのHS(ホーム・サニテーション)事業部門、ビル・マンション向けのES事業部門が増収、また環境資源開発事業部門も、苫小牧発電所停止による減収要因はあったもののプラスチック燃料受け入れなどの事業が好調で増収だった。一方、SE(ソーラー・エンジニアリング)事業部門は太陽光発電市場縮小の影響で減収となった。
利益面では、HS・ESが増益だったが、SEと環境資源開発が減益となり、営業利益は1・7%減の12億2400万円、経常利益は苫小牧発電所の補償金受取や営業外費用の減少で増益だったが、当期純利益は同発電所の被災による特損で79・6%減の2億4000万円だった。
今期、SEは減収、HS、ES、環境資源開発は増収の見込みで連結売上高は微増の509億円を見込んでいるが、利益率の高い事業分野の売り上げが伸びることで、営業利益は55・9%増の19億1000万円、経常利益は53%増の18億1000万円、当期純利益は約5・7倍の13億7000万円を見込んでいる。

2019年6月18日発行