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売上高は0・8%減の112億3400万円 鳥越製粉


食品、精麦など苦戦で

製粉業大手の鳥越製粉㈱(福岡市博多区比恵町、鳥越徹社長)の19年12月期第2四半期決算(連結・19年1月~6月)は、売上高は前年同期比0・8%減の112億3400万円、経常利益は同8・4%減の7億7700万円で減収減益となった。
主力の製粉事業の売り上げはほぼ横ばいだったが、食品事業、精麦事業はそれぞれ微減収となり、前期に運送事業子会社を売却したことに伴う減収効果も相まって、連結売上高は前年を僅かに下回った。経常利益も減益。中間純利益は同2・3%減の5億4100万円だった。
通期の見通しでは、売上高は前期比6・1%増の240億円、経常利益は同21・0%増の18億円で増収増益を見込む。ただ、TPP11、EPAといった貿易に関わる連携協定が締結されたことを受け、輸入商品との販売競争が一段と激化していくと見ている。

2019年9月3日発行