NEWS

売上高は0・5%減の641億4900万円 ヤマシタヘルスケアホールディングス5月期


週刊経済2026年7月22日発行号

減収減益

医療用機器、消耗品卸業のヤマシタヘルスケアホールディングス㈱(福岡市博多区下川端町、山下尚登社長)の2026年5月期連結決算は、売上高が前期比0・5%減の641億4900万円、経常利益が同3・5%減の8億7700万円で減収減益だった。

中核事業である医療機器販売業において、検査・手術件数の増加やSPD契約施設の増加により診療材料等の医療機器消耗品の販売が堅調に推移。また、IVRや内視鏡下手術関連の低侵襲治療材料が伸長したほか、グループ企業の主要事業である透析分野の売上が増加した一方で、放射線機器や画像診断機器などの設備投資需要が前年同期を下回ったことなどにより減収となった。利益面では、人材確保や育成を目的とした処遇改善や定期昇給の実施など人的資本への投資を継続した一方で人件費全体の適正化に努めたものの、グループ社員への譲渡制限付株式の付与に伴う費用3200万円の計上や、セキュリティシステムや業務のDX対応に関わるシステム関連費用の増加に加え、グループ企業の超音波画像診断装置「ブレストスキャン」における金型などの減価償却費の増加により販売費や一般管理費が増加。営業利益は同12・1%減の7億3700万円、当期純利益は同5・1%増の6億4800万円となった。

今期は、補正予算による医療DXやICT整備、設備更新需要を確実に取り込むとともに、手術支援ロボットや高性能画像診断装置などの高付加価値製品の販売を拡大。また、システム提案や保守サービスを組み合わせたソリューション営業を強化することで増収を見込むものの、利益面では、人的資本投資にかかる人件費関連コストの上昇や中核事業会社山下医科器械㈱の物流センターリニューアルに伴うコストの増加などによる減益を予想。売上高は同8・8%増の697億9400万円、経常利益は同2・4%減の8億5500万円、営業利益は同13・1%増の8億3300万円、当期純利益は同14・6%減の5億5300万円を見込んでいる。