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売上高は0・4%増の884億500万円 黒崎播磨中間期
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週刊経済2025年11月19日発行号
純利益は2・6倍の107億円
耐火物製造大手の黒崎播磨㈱(北九州市八幡西区東浜町、江川和宏社長)の2026年3月期連結中間決算は、売上高が前年同期比0・4%増の884億500万円、経常利益が同22・4%増の80億600万円で増収増益だった。
国内外で粗鋼生産量が減少する中、耐火物事業で原料、エネルギー価格上昇分の価格転嫁やファーネス事業での工事案件増加などで増収。地域別の売上高は、日本が前年同期比2・3%増の478億500万円、インドが同0・9%減の208億1500万円、アジアが同0・7%増の40億1400万円、欧州が同10・7%減の85億6800万円、その他が同6・3%増の72億100万円で、海外売上高比率は45・9%(前年同期比1・0ポイント減)だった。利益面では、販売費、一般管理費は増加したが、コストダウンなどの利益率の向上や、特別利益として固定資産売却益の計上などで経常利益、営業利益、上半期純利益はいずれも増益となった。営業利益は前年同期比18・1%増の74億2100万円、上半期純利益は同2・6倍の107億4600万円だった。
通期では、売上高は前期比1・2%増の1800億円、経常利益は同2・1%減の150億円、営業利益は同6・5%増の150億円、当期純利益は同23・6%増の155億円を予想している。

