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売上高は0・2%増の1783億1000万円 黒崎播磨


週刊経済2026年6月17日発行号

売上高、経常利益ともに過去最高

耐火物製造大手の黒崎播磨㈱(北九州市八幡西区東浜町、江川和宏社長)の2026年3月期連結決算は、売上高が前期比0・2%増の1783億1000万円、経常利益が同8・7%増の166億4000万円で、ともに過去最高を更新した。
主力の耐火物事業でインドなどの海外需要の獲得や、前期におけるコスト上昇分の販売価格への転嫁進展により増収。利益面では、コストダウンの進展や、工業炉の設計施工のファーネス事業で高収益案件を受注したことで増益となった。営業利益は同9・5%増の154億2000万円、当期純利益は30・5%増の163億5000万円で過去最高だった。
セグメント別では、耐火物事業は売上高が同2・5%増の1522億円、営業利益が同11・4%増の127億4000万円。ファーネス事業は売上高が同10・8%減の175億9000万円、営業利益が同37・6%増の20億8000万円。セラミックス事業は売上高が同6・5%増の83億1000万円、営業利益が同4・3%減の4億6000万円。不動産ほかの事業は保有していた賃貸不動産の売却や石灰事業からの撤退により、売上高が同89・1%減の2億円、営業利益が同79・7%減の1億3000万円だった。
同社は親会社である日本製鉄㈱による株式公開買い付けが成立し、26年3月30日付で上場廃止となり、完全子会社となった。今後は、国内工場の自動化・省人化投資による生産性向上や老朽設備更新、顧客の電炉大型化対応などを計画。また、インドなどの成長市場での需要拡大を目指し海外製造拠点の確保を進めるほか、DX推進で収益性を強化するなど、2030年度までに500億円の設備投資を計画する。