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売上高は過去最高の333億5200万円 西部電機3月期


週刊経済2025年5月28日発行号

経常益は過去2番目の32億7100万円

搬送機械、精密機械などの製造を手掛ける西部電機㈱(古賀市駅東3丁目、税所幸一社長)の2025年3月期連結決算は、売上高が前期比4・4%増の333億5200万円で過去最高、経常利益が同13・7%増の32億7100万円で過去2番目だった。

昨年9月、本社敷地内に精密機械工場が完成したことで生産能力が向上し、半導体市場や電気自動車関連市場に向けてワイヤ放電加工機などの製品の販売が伸長したほか、自動化、省人化ニーズに応える搬送機械の販売の好調などで増収。利益面では、経営基盤強化を目的とした給与水準の引き上げなどで人件費が増加したものの、原材料費高騰に対して価格転嫁やコストダウンを進めたことが増益につながった。営業利益は前期比14・7%増の31億9200万円、当期純利益は同18・9%増の23億5000万円だった。

26年3月期は、売上高が8・2%増の361億円、経常利益が9・7%増の35億9000万円、営業利益が9・6%増の35億円、当期純利益が2・5%増の24億1000万円を見込んでいる。